[速報] Amazon Linux 2 ベースのデスクトップ環境!Amazon Linux WorkSpaces が登場しました
こんにちは、菊池です。
驚きのアップデートです。Amazon WorkSpaces に、Amazon Linux 2 をベースにしたデスクトップ環境である Amazon Linux WorkSpaces が登場しました。
なお、ベースとなる Amazon Linux 2 LTS も本日、正式リリースされています。こちらと同様に、Amazon Linux WorkSpaces でも5年間の長期サポートが提供されます。
WorkSpacesが利用可能な全てのリージョンで利用可能です。
利用料金
Linuxバンドルの料金はこちら。(本記事執筆時点では、English表示のみLinux版が反映されていました)
一部バンドルの東京リージョンでの月額利用料をWindows/Linuxで比較してみます。
バンドル | ルートボリューム | ユーザーボリューム | 月額(Windows) | 月額(Linux) |
Value | 80 GB | 10 GB | $ 34.00 | $ 30.00 |
Standard | 80 GB | 50 GB | $ 47.00 | $ 43.00 |
Performance | 80 GB | 100 GB | $ 78.00 | $ 74.00 |
Power | 175 GB | 100 GB | $ 118.00 | $ 114.00 |
ライセンス料の差なのか、Linux版の方が各バンドル一律 $4/月、安価な設定になっています。
Amazon Linux WorkSpaces を使ってみる
それでは早速起動してみます。起動・接続の手順はWindows版と全く同じでした。
まずはディレクトリを選択します。あらかじめ起動しておいた、SimpleADを選択しました。
ユーザーを作成しておきます。
バンドルの選択です。Value/Standard/Performance/Powerの4つのスペックから選択できます。今回はStandardを選びました。
実行モードを選択します。
内容に問題なければ、起動します。
起動が完了するまで、20分ほど待ちました。
起動できたら接続です。ここも、Windows版と同じで、登録したユーザーのメールアドレスに送付されてくる情報から、WorkSpacesクライアントを使って接続します。
接続できました!
システムの情報です。カーネルは4.14.47、本日同時に正式リリースされたAmazon Linux 2 LTS と同じです。
Officeアプリケーションとして、LibreOfficeがプリインストールされています。
まとめ
EC2として起動する Amazon Linux 2 をベースとしたデスクトップ環境が登場しました。開発環境としてLinuxデスクトップを利用しているユーザーなどに向けて、また1つ選択肢が提供されることになります。